あなたは「少しでも安い自動車保険を選びたい」とお考えでしょうか?
自動車保険の保険料は様々な要因で変わってきますが、運転者の年齢条件によっても大きく変わってきます。
自動車保険の年齢条件は、「全年齢補償」「21歳以上補償」「26歳以上補償」「30歳以上補償」「35歳以上補償」といった区分に別れており、運転者の年齢の範囲が広くなるほど保険料が高くなり、狭くなるほど保険料が安くなります。(ただし、保険会社によって設定されている年齢条件区分が異なります。)
年齢条件 | 補償される運転者の範囲 | 保険料 |
---|---|---|
全年齢補償 | 運転者の年齢問わず補償される | 高い ↑
↓ 安い |
21歳以上補償 | 運転する同居の親族が21歳以上の場合に補償される | |
26歳以上補償 | 運転する同居の親族が26歳以上の場合に補償される | |
30歳以上補償 | 運転する同居の親族が30歳以上の場合に補償される | |
35歳以上補償 | 運転する同居の親族が35歳以上の場合に補償される |
そして、運転者の年齢が50代の場合であれば、年齢条件は「30歳以上補償」または「35歳以上補償」になるので、保険料は比較的安くなる傾向にあります。
ですが、50代ともなると、同居しているお子さんが18歳以上になって免許を取得して、自動車保険の補償対象に加えるというケースもあります。
その場合は、お子さんの年齢に合わせて、自動車保険の年齢条件を「全年齢補償」や「21歳以上補償」にする必要があるので、保険料が跳ね上がってしまうわけです。
・・・とはいえ、なるべく保険料を安くおさえたいものですよね?
そこで今回の記事では、50代の方にとって一番安い自動車保険はどこなのか、①子供を補償に入れない場合、②全年齢補償の場合、③21歳以上補償の場合、の3つのパターンで、保険会社14社の見積価格をランキング形式でご紹介します。
あなたが今50代で、なるべく安い自動車保険を選びたいのであれば、ぜひ今回のランキングをご参考にしてください。
尚、他の年代の一番安い自動車保険については、以下の記事をご参照ください。
- 【2024年版】20代におすすめの一番安い自動車保険【14社比較】
- 【2024年版】30代におすすめの一番安い自動車保険【14社比較】
- 【2024年版】40代におすすめの一番安い自動車保険【14社比較】
- 【2024年版】60代70代におすすめの一番安い自動車保険【14社比較】
子供を補償に入れない場合の、50代におすすめの一番安い自動車保険は?
まずは、子供を補償に入れない場合の、50代の方におすすめの安い自動車保険ランキングをご紹介します。
見積条件は以下の通りです。
保険期間 | 令和6年(2024年)1月1日~令和7年(2025年)1月1日 |
---|---|
事故有係数適用期間 | 0年 |
契約車両 | トヨタ プリウス (型式:ZVW41W) |
運輸支局の地域 | 関東・甲信越 |
使用目的 | 主に日常・レジャー使用 |
走行距離 | 3000km以下 |
記名被保険者の年齢 | 55歳 |
運転免許証の色 | ゴールド |
ノンフリート等級 | 20等級 |
運転者年齢条件 | 35歳以上補償(保険会社によっては30歳以上補償) |
運転者の範囲に関する特約 | 本人・配偶者限定特約 |
対人・対物賠償保険 | 保険金額:無制限 |
人身傷害補償保険 | 搭乗中のみタイプ・保険金額:1億円 |
車両保険 | 限定タイプ・保険金額:220万円(免責金額5-10万円) |
子供は補償対象に入れずに、50代の夫婦のみで車を運転することを想定して見積りを取りました。
なので、運転者年齢条件は「35歳以上補償」または「30歳以上補償」、運転者の範囲に関する特約は「本人・配偶者限定特約」となります。
各社の保険料の見積価格は以下の通りでした。
順位 | 保険会社 | 保険料 |
---|---|---|
1 | SBI損保 | 17,800円 |
2 | 三井ダイレクト損保 | 20,940円 |
3 | アクサダイレクト | 22,690円 |
4 | セゾン自動車火災保険 | 23,320円 |
5 | イーデザイン損保 | 23,460円 |
6 | セコム損保 | 24,920円 |
7 | ソニー損保 | 26,310円 |
8 | こくみん共済 | 33,200円 |
9 | 楽天損保(旧朝日火災) | 40,410円 |
10 | 東京海上日動火災保険 | 43,030円 |
11 | あいおいニッセイ同和損保 | 43,270円 |
12 | 損保ジャパン日本興亜 | 43,390円 |
13 | 共栄火災海上保険 | 43,490円 |
14 | 三井住友海上火災保険 | 47,310円 |
トップ3は、SBI損保、三井ダイレクト損保、アクダイレクトと、いずれもダイレクト(ネット通販)型の自動車保険でした。その中でも、特にSBI損保の保険料の安さが際立っています。
一方、代理店型の中ではこくみん共済の保険料が最も安くなりました。
ということで、子供を補償に入れない場合は、全14社中、上位7社がダイレクト型の自動車保険、下位7社が代理店の型自動車保険、という結果になりました。
全年齢補償の場合の、50代におすすめの一番安い自動車保険は?
では次に、全年齢補償の場合の、50代の方におすすめの安い自動車保険ランキングをご紹介します。
見積条件は以下の通りです。
保険期間 | 令和6年(2024年)1月1日~令和7年(2025年)1月1日 |
---|---|
事故有係数適用期間 | 0年 |
契約車両 | トヨタ プリウス (型式:ZVW41W) |
運輸支局の地域 | 関東・甲信越 |
使用目的 | 主に日常・レジャー使用 |
走行距離 | 3000km以下 |
記名被保険者の年齢 | 55歳 |
運転免許証の色 | ゴールド |
ノンフリート等級 | 20等級 |
運転者年齢条件 | 全年齢補償 |
運転者の範囲に関する特約 | 家族限定特約(保険会社によっては限定なし) |
対人・対物賠償保険 | 保険金額:無制限 |
人身傷害補償保険 | 搭乗中のみタイプ・保険金額:1億円 |
車両保険 | 限定タイプ・保険金額:220万円(免責金額5-10万円) |
50代夫婦に同居する18歳の子供も補償対象に加えて、見積りを取りました。
この場合、運転者年齢条件は「全年齢補償」、運転者の範囲に関する特約は「家族限定特約」または「限定なし」となります。
各社の保険料の見積価格は以下の通りでした。
順位 | 保険会社 | 保険料 |
---|---|---|
1 | セゾン自動車火災保険 | 51,630円 |
2 | アクサダイレクト | 51,960円 |
3 | SBI損保 | 54,350円 |
4 | イーデザイン損保 | 55,900円 |
5 | 三井ダイレクト損保 | 68,910円 |
6 | こくみん共済 | 70,670円 |
7 | ソニー損保 | 78,650円 |
8 | セコム損保 | 87,710円 |
9 | 共栄火災海上保険 | 108,050円 |
10 | 損保ジャパン日本興亜 | 113,370円 |
11 | 三井住友海上火災保険 | 113,560円 |
12 | 楽天損保(旧朝日火災) | 116,060円 |
13 | あいおいニッセイ同和損保 | 121,390円 |
14 | 東京海上日動火災保険 | 126,370円 |
トップ3は、セゾン自動車火災保険、アクサダイレクト、SBI損保と、いずれもダイレクト型の保険会社という結果になりました。
1位のセゾン自動車火災保険は、「おとなの自動車保険」のブランド名の通り、特にこの年代の保険料が安くなる傾向にあります。また、同居する子供を補償に加えても保険料が上がりにくい仕組みになっています。
代理店型の中ではこくみん共済が全体で6位となっており、ソニー損保やセコム損保といったダイレクト型の自動車保険も安くなりました。こくみん共済のマイカー共済には「子供特約」があるので、同居する子供を補償対象に加えても保険料を安くおさえることができるという特徴があります。
21歳以上補償の場合の、50代におすすめの一番安い自動車保険は?
では次に、21歳以上補償の場合の、50代の方におすすめの安い自動車保険ランキングをご紹介します。
見積条件は以下の通りです。
保険期間 | 令和6年(2024年)1月1日~令和7年(2025年)1月1日 |
---|---|
事故有係数適用期間 | 0年 |
契約車両 | トヨタ プリウス (型式:ZVW41W) |
運輸支局の地域 | 関東・甲信越 |
使用目的 | 主に日常・レジャー使用 |
走行距離 | 3000km以下 |
記名被保険者の年齢 | 55歳 |
運転免許証の色 | ゴールド |
ノンフリート等級 | 20等級 |
運転者年齢条件 | 21歳以上補償 |
運転者の範囲に関する特約 | 家族限定特約(保険会社によっては限定なし) |
対人・対物賠償保険 | 保険金額:無制限 |
人身傷害補償保険 | 搭乗中のみタイプ・保険金額:1億円 |
車両保険 | 限定タイプ・保険金額:220万円(免責金額5-10万円) |
50代夫婦に同居する21歳の子供を補償対象に加えて、見積りを取りました。
この場合、運転者年齢条件は「21歳以上齢補償」、運転者の範囲に関する特約は「家族限定特約」または「限定なし」となります。
各社の保険料の見積価格は以下の通りでした。
順位 | 保険会社 | 保険料 |
---|---|---|
1 | SBI損保 | 30,370円 |
2 | イーデザイン損保 | 30,920円 |
3 | アクサダイレクト | 31,850円 |
4 | 三井ダイレクト損保 | 33,360円 |
5 | セゾン自動車火災保険 | 36,670円 |
6 | ソニー損保 | 43,580円 |
7 | セコム損保 | 48,200円 |
8 | こくみん共済 | 48,390円 |
9 | 共栄火災海上保険 | 65,890円 |
10 | あいおいニッセイ同和損保 | 70,050円 |
11 | 楽天損保(旧朝日火災) | 70,610円 |
12 | 東京海上日動火災保険 | 72,140円 |
13 | 損保ジャパン日本興亜 | 73,130円 |
14 | 三井住友海上火災保険 | 76,080円 |
トップ3は、SBI損保、イーデザイン損保、アクサダイレクト、となりました。
先ほどの結果と見比べると、年齢条件が「全年齢補償」から「21歳以上補償」になるだけで、保険料がかなり下がることがわかりますね。
つまり、保険料を節約するためには、「全年齢補償」を避けることが大きなポイントになってくるわけです。
例えば、同居する子供がそれほど頻繁に運転しないのであれば、21歳になるまでは親の保険の補償に入れずに、必要な時だけ1日自動車保険を利用させるのも、保険料節約のための有効な手段です。
以下の記事もお話しましたが、1日自動車保険であれば、1日500円程度で利用することができますので、子供が運転する頻度が少ないのであれば、親の保険に加えるよりも、家庭内のトータルの出費を安くおさえることができる可能性があります。
✔ 1日自動車保険って、どこの保険会社で取り扱っているの? ✔ 1日自動車保険に加 …
そして、「21歳以上補償」であれば保険料はかなり下がるので、同居する子供が21歳の誕生日をむかえたら、親の保険の補償対象に加えれば良いわけです。
ということで以上、今回の記事では、50代の方にとって一番安い自動車保険について、①子供を補償に入れない場合、②全年齢補償の場合、③21歳以上補償の場合、の3つのパターンで、保険会社14社の見積価格をランキング形式でご紹介しました。
尚、今回の見積り結果は、あくあでも一例ですので、補償内容、車の型式、車の使用目的、運転する地域などといった見積り条件が変われば、どの保険会社が最も保険料が安くなるかは変わってきます。
ですから、あなたにとって安くて最適な自動車保険を選ぶためには、実際に複数の保険会社から見積りをとって比較検討することをおすすめします。
そして、複数の保険会社から見積りをとって比較検討するにあたっては、次にご紹介する自動車保険一括見積りサイトをぜひご利用ください。
あなたにとって一番安い自動車保険を選ぶためには!?
運転者の年齢条件は自動車保険の保険料に影響する1つの要素ですが、それ以外にも、補償内容、保険金額、契約車両の型式、など様々な条件によって保険料が変わってきます。
ですから、あなたにとって一番安い自動車保険を選ぶためには、実際に複数の保険会社から見積りを取って比較検討してみることをおすすめします。
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