✔ 自動車保険は1等級になったら、契約更新できなくなるって本当?
✔ 1等級になっても、引き受けてくれる保険会社はあるの?
・・・などなど、あなたは今、自動車保険が1等級になってしまった場合の契約更新や保険会社の引き受けの可否について、疑問をお持ちでしょうか?
自動車保険が1等級になったら契約更新できなくなるって本当? もし、更新できなかった場合は、他の保険会社で契約できるのかな?
自動車保険が1等級になった場合は、契約更新ができなくなる可能性もあります。契約更新できなかった場合は、引き受け可能な他の保険会社を探すなどの対処が必要になります。
そこで今回の記事では、自動車保険は1等級になったら契約更新できないのか、保険会社から契約更新や引き受けを拒否されるケース、1等級でも引き受けてくれる保険会社を探す方法、さらには引き受けてくれる保険会社が無い場合の対処法、といったことについてお話していきます。
あなたも、自動車保険が1等級になってしまった場合の契約更新や保険会社の引き受けの可否について、疑問をお持ちなのであれば、ぜひ今回の記事をご参考にしてください。
自動車保険が1等級になったら契約更新できない?
自動車保険は通常は1年契約となっており、満期になったら同じ保険会社で契約更新するか、他の保険会社へ乗り換える必要があります。
ですが、自動車保険が1等級になってしまうと、同じ保険会社で契約更新ができなかったり、他の保険会社に乗り換えても引き受けを拒否されてしまう場合があります。
なぜなら、等級が1等級ということは、直近だけでも複数回の事故を起こしているということになり、それだけ事故リスクの高い契約者と言えますので、保険会社からすれば保険金を支払う可能性が高くなるわけです。
保険会社というのは、あくまでも利益を出すことを目的としている営利企業ですから、そのような多額の保険金を支払う可能性の高い契約者とは、できるだけ契約を避けたいわけです。
なので、1等級になってしまうと、同じ保険会社で契約更新ができなかったり、他の保険会社に乗り換えても引き受けを拒否されてしまうことがあるわけなんですね。
また、1等級である場合以外でも、保険会社から契約更新や引き受けを拒否されるケースがあります。
では次に、どのような場合において保険会社から契約更新や引き受けを拒否されてしまうのかについて、お話していきましょう。
保険会社から契約更新や引き受けを拒否されるケース
1等級である場合以外でも、以下のケースに当てはまる場合は、保険会社から契約更新や引き受けを拒否されることがあります。
3等級以下の場合
3等級以下の場合は、保険会社から契約更新や引き受けを拒否される可能性があります。
以下のように、自動車保険には1~20までの等級があり、等級の数字が上がると保険料の割引率が大きくなり、反対に等級の数字が下がると割引率が小さくなります。そして、3等級以下の場合は保険料が「割増」になります。
等級 | 事故有 | 事故無 |
---|---|---|
1等級 | 64%割増 | |
2等級 | 28%割増 | |
3等級 | 12%割増 | |
4等級 | 2%割引 | |
5等級 | 13%割引 | |
6(F)等級 | 19%割引 | |
7(F)等級 | 20%割引 | 30%割引 |
8等級 | 21%割引 | 40%割引 |
9等級 | 22%割引 | 43%割引 |
10等級 | 23%割引 | 45%割引 |
11等級 | 25%割引 | 47%割引 |
12等級 | 27%割引 | 48%割引 |
13等級 | 29%割引 | 49%割引 |
14等級 | 31%割引 | 50%割引 |
15等級 | 33%割引 | 51%割引 |
16等級 | 36%割引 | 52%割引 |
17等級 | 38%割引 | 53%割引 |
18等級 | 40%割引 | 54%割引 |
19等級 | 42%割引 | 55%割引 |
20等級 | 44%割引 | 63%割引 |
ご覧の通り、3等級以下の場合は保険料が「割増」となり特に割高になるわけですが、それだけ事故リスクが高くて保険金を支払う可能性の高い契約者であるとみなされているということです。
例えば、新規加入の場合は通常は6等級からスタートし、そこで3等級ダウン事故を1回起こしてしまうと次年度には3等級となりますが、その時点で保険会社からは事故リスクの高い要注意人物としてマークされてしまうというわけです。
特に、ネット通販型の保険会社の場合は、3等級以下の場合は契約更新や引き受けを拒否されるケースが多いです。
また、3等級以下の場合は、自動車保険自体には加入することができたとしても、車両保険を付けることができないということもあります。
ですから、事故を起こして3等級以下になりそうな状況の時には、次年度も更新できるように、保険を使わずに自腹で修理することを検討した方が良い場合もあります。
1年に2回以上の事故を起こした場合
契約期間中である1年の間に2回以上の事故を起こしている場合も、保険会社から契約更新や引き受けを拒否されることがあります。
やはり、1年という短期間で複数回の事故を起こしている契約者というのは、運転技術などに何らかの問題があるとみなされてしまうわけです。
なので、高い等級であっても、1年の間に2回以上の事故を起こして保険を使った場合は、次年度の契約更新を拒否されてしまう可能性があるわけです。
また、家族で1つの車を使用して自動車保険に加入している場合は、親が1回事故を起こして子供も1回事故を起こしたとしたら、1つの保険契約で2回事故を起こしたことになりますので注意が必要です。
1人で1年間に複数回の事故を起こすことはなかなか無いかもしれませんが、家族で1台の車を使用している場合は1年間に2回以上の事故を起こす可能性はじゅうぶん考えられますので、気を付けたいところです。
危険運転による事故を起こした場合
危険運転による事故を起こした場合も、保険会社から翌年の契約更新を断られる可能性が高いです。
危険運転とは、例えば以下のような行為が該当します。
- 飲酒運転
- 非常に速いスピードでの運転や暴走運転
- 赤信号を無視して運転する
- 不要に車間距離を詰めたり、幅寄せや蛇行運転をするなどの「あおり運転」
このような危険運転で事故を起こした場合は、保険会社からは「日常的に危険運転をする運転者」とみなされ、保険金の支払いリスクの高い契約者と判断されてしまい、契約更新を断られる可能性が高いわけです。
また、このような危険運転で事故を起こした契約者の情報は、保険会社間でも共有されますので、他社への乗り換えも難しくなります。
このサイトをご覧の方であれば重々ご承知かとは思いますが、これらの危険運転はそもそも違法行為ですので絶対にやってはならないことです。
ということで、1等級である場合以外でも、以上のケースに当てはまる場合は、保険会社から契約更新や引き受けを拒否されることがありますので注意が必要です。
1等級でも引き受けてくれる保険会社を探す方法
これまでお話してきたように、1等級である場合や1年間に2回以上の事故を起こした場合などは、保険会社から契約更新や引き受けを拒否されることがあります。
・・・とはいえ、任意保険に加入できなければ、自賠責保険のみの状態となってしまい、事故を起こして高額な賠償責任を負ってしまったら、何千万円、何億円という金額を、保険なしで自腹で支払うことになる可能性もあるわけです。
なので、たとえ1等級であっても、ハンドルを握って車を運転する以上は、任意保険にも加入するべきであると言えます。
そこで、1等級でも引き受けてくれる保険会社を探す方法としてオススメなのが、「自動車保険の一括見積サイト」を利用することです。
以下のページでご紹介している自動車保険の一括見積サイトは、保険会社16社と提携しており、一度の入力でカンタンに複数の会社へ一括見積依頼をすることができますので、手間をかけることなく引き受け可能な保険会社を探し出すことができます。
1等級で引き受けてくれる保険会社が無い場合の対処法
もし、どうしても1等級で契約できる保険会社がみつからなかった場合は、以下の方法を検討してみましょう。
契約条件を変更して継続契約できないか相談してみる
免責金額を設定したりオプションの保険を外すなど、契約条件を変更することによって、今契約している保険会社と継続契約できる可能性があります。
例えば、対物賠償保険に免責金額を設定したり、人身傷害補償保険や搭乗者傷害保険を外す、または保険金額を下げるなど、保険会社の保険金支払いのリスクを軽減する方向で契約条件を変更することによって、1等級でも契約を更新してもらえることがあります。
極端な話を言えば、任意保険の最も基本的な補償である「対人賠償保険」と「対物賠償保険」だけ加入する形でも良いわけです。
対人賠償保険と対物賠償保険だけであっても、相手方のある事故で高額な賠償責任を負った場合に何千万円、何億円という金額を無制限でカバーできますし、被害者を救済できますので、任意保険に加入する意味はじゅうぶんあると言えますからね。
13か月以上待って等級リセットしてから加入する
自動車保険の等級は、契約を更新せずに満期日から13か月以上経過するとリセットされる仕組みになっています。
なので、現在1等級であっても、契約を更新せずに13か月以上待つことによって等級がリセットされて、新規等級である6等級で加入することができます。
ただし、契約を更新せずに13か月以上待つということは、その間は自賠責保険のみの状態となっってしまいますので注意が必要です。
なので、等級がリセットされるのを待って新たに保険加入するまでの間は、極力その車を運転をするのは控えるようにしましょう。
なお、車を2台以上持っていて、他の車については任意保険に加入できるという場合は、1等級の車については13か月以上経過してリセットされるまでは乗らずに、保険がついている車だけに乗る、というやり方もあります。
増車して新たに任意保険に加入する
車を「増車」することによって、新しい車については新規6等級で任意保険に加入することができます。
例えば、夫婦で車を運転するケースにおいて、夫名義で保険に加入している車が1等級になった場合に、新たにもう1台車を購入するのであれば、2台目の車を妻名義で保険に加入することにより、2台目については6等級になります。
2台目の車は妻名義での保険加入であっても、運転者限定特約を「夫婦限定」などにして夫も補償範囲に入れておけば、夫婦どちらも6等級の車を運転できるわけですからね。
ただし、この方法を行う場合は、代替車ではなくあくまで「増車」である必要があり、最低でも13ヶ月間は増車の状態を維持する必要があります。
もし、1等級の車を13か月以内に処分するなどした場合は、2台目の車は1等級の代替車とみなされて等級を引き継いだことになり、1等級に訂正されてしまうので注意しましょう。
ということで以上が、1等級で契約できる保険会社がみつからなかった場合の対処法になります。
まとめ
今回は、自動車保険が1等級になってしまった場合の契約更新や保険会社の引き受けの可否や対処法についてお話しました。
お話したように、自動車保険が1等級になってしまうと、同じ保険会社で契約更新ができなかったり、他の保険会社に乗り換えても引き受けを拒否されてしまう場合があります。
自動車保険は通常は6等級からスタートしますが、そこから3等級ダウンの事故を2回起こしたら1等級になってしまうわけですから、自己負担できそうな軽微な損害の場合は、等級ダウンを避けるために保険を使わない方が良い場合があることを理解しておく必要があります。
とはいえ、相手方のある大きな人身事故や物損事故の場合は、多額の損害賠償責任を負うこともありますし、被害者救済のためにも躊躇なく保険を使うべきです。
その結果、やむをえず1等級になってしまい契約更新を拒否されてしまった場合は、引き受け可能な他社へ乗り換えるなどの対処が必要になります。
そして、引き受け可能な保険会社を探すにあたっては、なるべく多くの保険会社から見積りをとって比較検討することをおすすめします。
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