自動車保険は一括年払いと月払いどちらが良い?解約時は返金される?

✔ 自動車保険の保険料って年払いと月払いだと、どちらがおトクなの?
✔ 年払いの場合と月払いの場合、途中解約したらそれぞれどれぐらい返金されるの?

・・・などなど、あなたは今、自動車保険の保険料の年払いと月払いではどちらが良いのか、年払いでも月払いでも解約時には返金されるのか、といったことで悩んいませんか?

マサキマサキ

車を持っていると何かと出費が多いから、自動車保険を分割の月払いにできれば一時的な支出を減らせるので助かるよね。でも、トータルで見たら、一括の年払いと分割の月払いとでは、どちらの方がおトクなんだろう?

カンナカンナ

年払いと月払いにはそれぞれメリット・デメリットがあり、契約者の方の状況によってどちらの方が良いかは変わってきます。

そこで今回の記事では、自動車保険の保険料の年払いと月払いのメリット・デメリット、各保険会社の自動車保険の分割払いの対応状況、年払いと月払いとで解約時にどれぐらい返金されるのか、といったことについてお話していきます。

あなたも自動車保険の保険料の年払いと月払いではどちらが良いのか、解約時の返金はどうなるのか、といったことについて疑問をお持ちなのであれば、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。

自動車保険の保険料の年払いと月払いのメリット・デメリット

まず、自動車保険の保険料の年払いと月払いのメリット・デメリットについてお話していきましょう。

年払い(一括払い)のメリット・デメリット

年払い(一括払い)のメリット

自動車保険の保険料の年払い(一括払い)するメリットとしては、以下のようなことが挙げられます。

  • 保険料の総支払額が安くなる

自動車保険の保険料の年払い(一括払い)した場合は、分割手数料がかからないので、月払い(分割払い)に比べて、トータルで支払う金額が安くなります。

  • 様々な支払い方法の中から選択できる

多くの保険会社では、保険料の年払い(一括払い)する場合は、口座引き落とし、コンビニ振り込み、クレジットカード払いなど、様々な支払い方法の中から選択することができます。

  • 支払い忘れを防ぐことができる

支払いのタイミングが年1回のみなので煩雑さがなく、支払い忘れを防ぐことができますし、これにより保険契約が解除されるというリスクも防ぐことができます。

年払い(一括払い)のデメリット

自動車保険の保険料の年払い(一括払い)するデメリットとしては、以下のようなことが挙げられます。

  • 一時的に出費が大きくなる

1年分の自動車保険料を一度のタイミングで一括で支払うことになるため、月払いをする場合よりも多くの金額を用意しておく必要があります。

  • 途中解約した場合は残りの保険期間の保険料の一部しか返金されない

保険料の年払い(一括払い)をして途中解約した場合は、残りの保険期間の保険料に関しては満額返金されるのではなく、「短期料率」と呼ばれる料率をかけた金額が返金されます。

なので、保険料の年払い(一括払い)をして途中解約した場合は、残りの期間の保険料よりも少ない金額が返金されることになるわけです。

月払い(分割払い)のメリット・デメリット

月払い(分割払い)のメリット

自動車保険の保険料の月払い(分割払い)するメリットとしては、以下のようなことが挙げられます。

  • 1回の支払いにかかる負担を少なくすることができる

月払い(分割払い)にすることにより、複数回に分けて分散して支払うことができるので、1回あたりの支払にかかる負担を少なくすることができます。

一度に大きな支払いをする必要が無いので家計への負担を分散できますし、計画的に保険料を支払うことができるというメリットもあります。

  • 途中解約した場合は保険期間の保険料のみの支払いで済む

保険料の月払い(分割払い)をして途中解約した場合は、保険期間の保険料のみの支払いで済みます。

なので、保険契約をする時点で、数カ月以内に免許を返納する予定があるとか、車を廃車にして運転しなくなる予定があるという場合は、年払いではなく月払い(分割払い)の契約にした方が、ムダな保険料を支払わずに済みます。

月払い(分割払い)のデメリット

自動車保険の保険料の月払い(分割払い)するデメリットとしては、以下のようなことが挙げられます。

  • 保険料の総支払額が割高になる

自動車保険の保険料はもともと年払い(一括払い)をベースとして計算されているため、月払い(分割払い)を選択すると、保険会社やクレジットカード会社への分割手数料がかかってしまい、一括払いに比べて総支払額が高くなってしまいます。

分割手数料としては、保険会社の分割払いであれば年間5%程度の手数料になります。

  • 支払い方法が限られる場合がある

一括払いの場合は複数の支払い方法の中から選べるのに対し、月払いの場合は保険会社によっては支払方法がクレジットカードのみであるケースも少なくありません。

なので、クレジットカードをお持ちで無い方が月払い(分割払い)に対応している保険会社を選ぶ場合は、保険会社の選択肢が少なくってしまうというデメリットにもなるわけです。

  • 支払い忘れて保険料を滞納すると保険解除になる

月払い(分割払い)をする場合は、支払いを忘れて保険料を3ヶ月以上滞納してしまうと、保険解除になります。

保険解除になった場合は、当然のことながら保険は失効するので、交通事故を起こした時に補償を受けることができません。

また、保険解除後に再契約をする場合には、割引等級を引く継ぐことができずに保険料が大きく上がってしまうこともあります。

カンナカンナ

年払いと月払いのそれぞれのメリット・デメリットを理解した上で、あなたにとって最適な方法を選びましょう。

各保険会社の自動車保険の月払い(分割払い)の対応状況

自動車保険の月払い(分割払い)の場合は、各保険会社によって、支払い方法・支払い回数、などの対応状況が異なってきます。

支払い方法に関しては、クレジットカードによる分割払いのみ対応している保険会社が多いですが、口座振替による分割払いにも対応している保険会社もあります。

また、クレジットカードによる分割払いの場合は、①クレジットカード会社に対する分割払い、②保険会社に対する分割払い、の2つのパターンがあります。

クレジットカード会社に対する分割払いの場合は、支払い回数や手数料は各クレジットカード会社の規定になります。支払い回数は2回、3回、6回、10回、12回払いなどがあり、手数料に関しては保険会社へ分割する場合(5%)よりも安くなる場合が多いです。

保険会社に対する分割払いの場合は、支払い回数や手数料は各保険会社の規定になります。支払い回数は10回、11回、12回払いなどがあり、手数料に関しては5%程度に設定されていることが多いです。

ダイレクト型の保険会社各社の月払い(分割払い)の支払い方法や支払回数の対応状況としては、以下の通りです。

クレジットカード(カード会社に対する分割払い)クレジットカード(保険会社に対する分割払い)口座振替
ソニー損保11回払い
セゾン自動車火災保険12回払い
SBI損保12回払い
イーデザイン損保2~12回払い
チューリッヒ保険11回払い11回払い
アクサダイレクト12回払い10回払い
三井ダイレクト10~12回払い
セコム損保12回払い
そんぽ2410回払い

ご覧の通り、多くの保険会社では、月払い(分割払い)の場合は支払方法はクレジットカードのみになります。また、デビットカードも利用することはできません。

マサキマサキ

ほとんどの保険会社では、分割払いはクレジットカード払いのみになるわけだね。

年払いの場合と月払いの場合、途中解約したらどれぐらい返金される?

先ほど、年払いと月払いのメリット・デメリットのところでもお話しましたが、年払いで途中解約した場合は残りの保険期間の保険料は一部しか返金されないというデメリットがあり、月払い(分割払い)をして途中解約した場合は、保険期間の保険料のみの支払いで済むというメリットがあります。

年払いで途中解約した場合は、残りの保険期間の保険料に関しては満額返金されるのではなく、「短期料率」と呼ばれる料率をかけた金額が「解約返戻金」という形で返金されます。なので、残りの期間の保険料よりも少ない金額が返金されることになるわけです。

では、年払いの場合と月払いの場合とで、途中解約したらどれぐらいの保険料を実際に支払うことになるのか、1つの事例をご紹介しましょう。

以下は、ソニー損保の自動車保険で年間保険料50,000円で、年払いの場合と月払いの場合とで、途中解約した場合の保険料の総支払額を比較したものです。

期間年払い(一括払い)月払い(分割払い)
7日まで5,000円4,380円
15日まで7,500円4,380円
1ヶ月まで12,500円4,380円
2ヶ月まで17,500円8,760円
3ヶ月まで22,500円13,140円
4ヶ月まで27,500円17,520円
5ヶ月まで32,500円21,900円
6ヶ月まで35,000円26,280円
7ヶ月まで37,500円30,660円
8ヶ月まで40,000円35,040円
9ヶ月まで42,500円39,420円
10ヶ月まで45,000円43,800円
11ヶ月まで47,500円48,180円
12ヶ月まで50,000円52,560円

ご覧の通り、11ヶ月および12ヶ月までであれば年払いの方が総支払額が少ないのですが、それより前の時点での途中解約であれば、月払いの方が総支払額が少なくて済むわけです。

例えば、保険期間5ヶ月~6ヶ月までの期間で途中解約するのであれば、年払いの場合は総支払額は35,000円、月払いの場合は総支払額は26,280円となるので、年払いの方が8,720円も高くなってしまうわけです。

マサキマサキ

途中解約した場合は、年払いの方が総支払額が多くなってしまう可能性が高いんだね。

ですから、保険契約をする時点で、数カ月以内に免許を返納する予定があるとか、車を廃車にして運転しなくなる予定があるという場合は、年払いではなく月払い(分割払い)の契約にした方が、ムダな保険料を支払わずに済むというわけですね。

尚、解約手続きや解約返戻金につきましては、以下の記事もご参照ください。

自動車保険の保険料の年払いと月払いについてのまとめ

今回のお話いかがでしたでしょうか?

おさらいしますと、自動車保険の支払いは、年払い(一括払い)であれば、総支払額が少ない、様々な支払い方法を選択できる、支払い忘れを防ぐことができる、というメリットがあり、年払い(分割払い)であれば、1回の支払いの負担を少なくできる、途中解約した場合は保険期間分のみの保険料で済む、というメリットがあります。

ですから、どちらが良いかは、契約者の状況によって変わってくるわけです。

ということで、あなたも自動車保険の保険料の年払い・月払いのそれぞれのメリット・デメリットをふまえた上で、ご自身の状況に合ったベストな支払い方法を選択しましょう。

カンナカンナ

あなたの状況に合った支払い方法を賢く選ぶことによって、保険料の節約にもつながるわけです。

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