自動車保険証券はいつ届く?保管場所はどこ?紛失したら再発行可能?

✔ 自動車保険証券って、どんな時に必要なものなの?
✔ 自動車保険証券って、いつ届くの?
✔ 自動車保険証券をなくしてしまったら再発行できるの?

…などなど、自動車保険証券に関する疑問をお持ちの方も多いかと思います。

自動車保険証券とは、契約時に保険会社から契約者に交付される証書で、保険の乗り換えや更新、保険金請求の際などに必要な重要書類です。

そこで今回の記事では、この自動車保険証券について、どのような内容が記載されているのか、どんな時に必要なのか、更新したら証券番号は変わるのか、保管場所はどこが良いのか、紛失したら再発行は可能なのか、さらには保険証券のペーパーレス化などについてお話していきます。

あなたも自動車保険証券についてこれらの疑問点をお持ちなのであれば、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。

自動車保険証券の見本画像は?どのような内容が記載されている?

まず、自動車保険証券とはどのようなものなのかお見せしますと、見本画像としては以下のようなものになります。

どの保険会社の保険証券も、だいたいこのようなレイアウトになっています。

そして、この自動車保険証券の主な記載内容としては、以下の通りになります。

保険証券番号

保険証券に記載されている番号で、保険会社への事故連絡や保険金請求、その他問い合わせや各種手続きをする際に必要になります。

保険期間

自動車保険の補償の開始日から満了日までの期間が記載されており、この期間内に発生した事故に関して、保険会社から保険金が支払われます。

保険契約者の情報

自動車保険の契約者の住所や氏名などが記載されています。

主な運転者(記名被保険者)の情報

契約車両の主な運転者(記名被保険者)の住所、氏名、生年月日、性別、運転免許証の色(ブルー・グリーン・ゴールド)などの情報が記載されています。

契約車の情報

自動車保険の補償対象となる契約車両の情報として、メーカー名、車名、型式、用途車種、登録番号、車台番号、料率クラス、などが記載されています。

補償内容

自動車保険の補償内容として、契約時の等級や年齢条件等、特約や付帯の有無、補償金額等、その他保険の詳細内容などについて記載されています。

運転者の条件

補償される運転者の条件として、年齢条件(全年齢、21歳以上、26歳以上、30歳以上、35歳以上など)、運転者の範囲(本人限定、夫婦限定、家族限定など)が記載されています。ここに記載されている運転者の条件に当てはまらない人が契約車両を運転して事故にあった場合は、補償の対象外となります。

保険料

年間保険料や初回払込保険料・払込方法・払込期日等の情報が記載されています。

 カンナ カンナ

各保険会社によって内容が異なる部分もありますが、だいたいこのような内容が記載されています。

自動車保険証券はどんな時に必要なの?

自動車保険証券は以下のような時に必要になります。

ロードサービスの利用や事故連絡をする時

保険会社にロードサービスの利用や事故連絡をする時に、自動車保険証券に記載されている証券番号を伝えることによって、よりスムーズな連絡のやりとりをすることができます。

ただし、書面自体は必要なく、証券番号だけ伝えることができれば大丈夫です。

保険金を請求する時

保険会社に保険金を請求する時も、自動車保険証券に記載されている証券番号を伝えることによって、よりスムーズな連絡のやりとりをすることができます。

これに関しても、書面自体は必要なく、証券番号だけ伝えることができれば大丈夫です。

契約内容の変更手続きをする時

自動車保険の契約内容の変更手続きをする時も、保険会社に自動車保険証券に記載されている証券番号を伝えることによって、よりスムーズな連絡のやりとりをすることができます。

保険会社によっては、契約者専用ページにログインすれば契約内容の変更手続きができる場合もあります。

補償内容の確認をする時

現在加入している自動車保険の補償内容を確認する時は、自動車保険証券の記載内容を見る必要があります。

ただし、保険会社によっては、契約者専用ページにログインすれば補償内容を確認できる場合がありますので、その場合は書面自体は不要です。

他の保険会社に乗り換える時

他の保険会社に乗り換える時は、現在加入している自動車保険の証券の記載内容を、乗り換え先の保険会社へ伝える必要があります。

ただし、これに関しても、保険会社によっては契約者専用ページにログインすれば自動車保険の証券の記載内容を確認できる場合がありますので、その場合は書面自体は不要です。

勤務先に車通勤することを伝える時

契約者が車通勤する場合は、勤務先から自動車保険証券のコピーの提出を求められる場合があります。

なぜなら、通勤中の事故というのは、運転者だけでなく勤務先の会社も責任が問われるケースもあるからです。(ただし、勤務先の会社から保険会社へ連絡するようなことはありません。)

カンナカンナ

自動車保険証券の書面自体が必要になるケースはほとんどありませんが、保険会社にいつでも連絡できるように証券番号だけは控えておきましょう。

自動車保険の契約を更新したら証券番号は変わる?

自動車保険の契約を更新したら、同じ保険会社であっても自動車保険証券の証券番号も変わります。

なぜなら、生命保険と違って自動車保険などの損害保険は、満期日をもって契約が終了となり、契約を更新した場合は新しい契約になる仕組みになっているからです。つまり、自動車保険というのは毎回毎回「新契約」になるわけなんですね。

ということで、自動車保険の契約を更新したら証券番号も変わりますので、ロードサービスの利用や事故連絡の時などに備えて、常に最新の証券番号を控えておくようにしましょう。

自動車保険証券が届くまでの期間は?届かない場合はどうする?

自動車保険証券が契約者の手元に届くまでの期間としては、おおよそ1~2週間程度になります。

保険証券は郵送で送られてくることがほとんどですが、代理店型の保険会社の場合は、代理店の担当者が直接届けてくれる場合もあります。

届いたら念のため契約内容に誤りが無いか確認し、もし内容に誤りがあれば、速やかに保険会社へ連絡しましょう。

また、先ほどもお話しましたように保険証券が届くまでの期間としては1~2週間程度ですが、もし1ヶ月以上経過しても届かないという場合は、速やかに保険会社へ連絡しましょう。

尚、保険証券不発行割引(ペーパーレス割引)でe証券を利用している場合は、保険証券の書面は届きませんので、契約内容などは契約者専用ページにログインして確認しましょう。

自動車保険証券の保管場所はどこが良い?

自動車保険証券は、保険金を請求したり更新手続きをする際に必要になるだけでけでなく、氏名や住所などの個人情報が記載されている重要書類なので、大切に保管しておく必要があります。

では、自動車保険証券の保険場所としては、どこが良いのでしょうか?

これについては保険証券のコピーをとっておき、①自宅、②車内のダッシュボードの中、の2ヶ所に保管しておくことをおすすめします。

例えば、保険証券の原本は自宅に置いておき、コピーを車内のダッシュボードに入れておくわけです。

これによって、自宅で保険の契約内容を確認したい時は、いちいち車まで取りに行く必要が無くなりますし、車を運転していて事故を起こした時も、わざわざ家に保険証券を取りに行く必要も無くなるわけです。

自動車保険証券を紛失したら再発行は可能?

自動車保険証券を大切にして保管していたのに、うっかり紛失してしまったという場合は、再発行をすることが可能です。

自動車保険証券の再発行手続きの手順としては、以下の通りです。

  1. STEP1:保険会社へ保険証券の再発行手続きをしたい旨を連絡する
  2. STEP2:保険会社から保険証券再発行請求書が届く
  3. STEP3:保険証券再発行請求書と本人確認書類(免許証のコピー等)を保険会社へ郵送する
  4. STEP4:1~2週間後に再発行された自動車保険証券が届く

自動車保険証券の再発行手続きをする際にも、証券番号がわかると手続きがスムーズですので、可能であれば保険証券のコピーや、契約者専用ページにログインして、番号を確認しておきましょう。

尚、多くの保険会社では、自動車保険証券の再発行ができるのは1回のみになっていますので注意が必要です。

自動車保険証券不発行(ペーパーレス化)で保険料が割引になる?

ペーパーレス化が進んでいる近年では、自動車保険証券を発行せずにネット上で管理できるe証券を採用している保険会社も増えてきました。

自動車保険証券を発行せずにe証券にすれば、紛失の心配も無くなって管理がラクになりますし、いつでもどこでもスマホやパソコンから契約者専用ページにログインすれば契約内容を確認することができます。

さらには、保険証券を不発行にすれば、その分の手数料や郵送代が省けるので、保険料が500円程度割引になるというメリットもあります。

一方、e証券のデメリットとしては、スマートフォンの電波状況が悪い時などに契約者専用ページを閲覧できない可能性が挙げられますが、これに関してはあらかじめ契約内容をプリントアウトしておけば問題ありません。

ということで、トータルで見れば、保険証券不発行でe証券にした方が、断然メリットが大きいと言えるでしょう。

ただし、このe証券割引はネット通販型の自動車保険会社で採用されている制度で、代理店型の自動車保険会社には無い制度です。

なので、現在代理店型の自動車保険会社に加入している方は、e証券を取り扱うネット通販型の自動車保険会社に乗り換えれば、e証券割引はもちろんこと、保険料がトータルで5万円以上安くなる可能性があります。

尚。以下のページの自動車保険一括見積りサイトは、代理店型もネット通販型も含めて保険会社16社と提携しており、一度の入力でカンタンに複数社から見積りをとって比較検討することができますので、ぜひご利用ください。

自動車保険証券についてのまとめ

今回のお話いかがでしたでしょうか?

まとめすと、自動車保険証券は、保険証券番号や契約内容等が記載されており、保険金請求や契約の更新手続きの際などに必要になります。

自動車保険証券が契約者の手元に届くまでの期間としては、おおよそ1~2週間程度で、保険証券が届いたら、原本のコピーをとっておき、①自宅、②車内、の2ヶ所に保管しておくのがベターです。

自動車保険証券を紛失してしまった場合は再発行が可能ですが、多くの保険会社では再発行ができるのは1回のみになっていますので注意が必要です。

また、ペーパーレス化が進んでいる近年では、自動車保険証券を発行せずにネット上で管理できるe証券を採用している保険会社も増えています。e証券にすれば、紛失の心配も無くなって管理がラクになりますし、保険料も割引になるというメリットがあります。

尚、e証券の取り扱いのあるネット通販型の保険会社に乗り換えたいという方は、以下のページの自動車保険一括見積りサイトで、複数の保険会社から見積りをとって比較検討してみることをおすすめします。