自動車保険の更新期間はいつからいつまで?忘れたら等級はどうなる?

✔ 自動車保険が更新できる期間っていつからいつまでなの?
✔ もし自動車保険を更新し忘れたら等級はどうなるの?
✔ 自動車保険を更新する際に保険料を安くする方法は無いの?

・・・などなど、あなたは今、自動車保険(任意保険)の更新に関して、疑問や悩みがあるでしょうか?

自動車保険の更新は、自賠責保険であれば車検時に同時に更新しますが、任意保険に関しては1年契約をしている方がほとんどなので、基本的には加入してから1年後に満期となり更新する必要があります。

マサキマサキ

自動車保険の更新は忘れずにしておきたいけど、更新できる期間っていつからいつまでなんだろう?それと、更新のタイミングで保険料を安くできる方法ってあるのかな?

そこで今回の記事では、自動車保険の更新について、更新できる期間はいつからいつまでのなのか、もし更新し忘れたら等級はどうなるのか、更新時に利用できる様々な割引制度、更新時の他社への切り替え、といったことについてお話していきます。

あなたも自動車保険の更新に関して、これらの点についての疑問をお持ちなのでれば、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。

自動車保険の更新ができる期間はいつからいつまで?

自動車保険の更新ができる期間としては、保険会社によって異なってきますが、原則的には満期日の約2~3ケ月前から満期日までの間となります。

満期日の約2~3ケ月前になると、契約している保険会社から更新に関する通知書やメールが送られてきますので、その時点から前もって更新手続きをすることが可能です。

ダイレクト型の保険会社であれば、更新に関する通知書やメールが届いたら、契約者本人が、インターネット・電話・郵送などで、更新手続きを行います。

契約手続きの際には、①契約車両の積算距離計(メーター)の数値と、②運転免許証の色、の情報を求められますので、この2点は予め確認しておきましょう。

代理店型の保険会社であれば、更新に関する通知書やメールだけでなく、担当者から電話がかかってくることが多く、担当者に指示にしたがって更新手続きを行います。

更新手続きは、基本的には満期日まで可能ではありますが、補償内容の見直し、早割制度の利用、他社への乗り換え、といったことを検討するためにも、通知書が届いた時点から更新手続きの準備をしておいた方が良いでしょう。

自動車保険の更新を忘れたら等級はどうなる?

自動車保険の更新を忘れてしまった場合は、原則的には保険契約は終了することになり、それとともに前契約のノンフリート等級も失効してしまいます。

例えば、前契約で20等級であっても、更新し忘れて失効してしまった場合は、新たに保険契約する際にはまた6等級からスタートすることになってしまうわけです。

ですが、多くの保険会社では、更新し忘れた場合の救済措置として、契約満期日から1週間~1ヶ月以内程度であれば、更新手続きをできる場合があります。なので、更新し忘れた場合は、すぐに保険会社へ連絡して手続きをすすめましょう。

また、多くの自動車保険では、自動更新(継続)特約というものがあり、この特約を付帯させるによって前年度の保険契約を自動更新することができ、これにより、更新手続きを忘れて無保険期間になってしまうような事態を防ぐことができます。

ただし、自動更新特約を付帯させた場合には、他社への乗り換えができなくなってしまうので、その点においては注意が必要です。

いずれにせよ、保険会社から更新に関する通知書やメールが届いたら、早めに準備をしておき、忘れずに更新手続きをするよう心掛けましょう。

自動車保険の更新時に利用できる様々な割引制度で保険料が安くなる!?

自動車保険の更新時というのは、新たに保険料が支払わなければならないタイミングではありますが、それと同時に割引制度などを利用して保険料を安くできるタイミングでもあります。

自動車保険の更新時に利用できる割引制度は保険会社によって異なってきますが、以下のようなものがあります。

早割

早割制度とは、保険開始日の30~60日程度前迄に契約申込みをした場合に、保険料が500円程度割引になる制度です。

割引金額としては小さいですが、多くの保険会社で採用されている割引制度です。

インターネット割引

インターネット割引とは、インターネットから契約の申込みをした場合に割引になる制度で、多くのダイレクト型(ネット通販型)の自動車保険で採用されています。

以下のように、保険会社によっては、新規契約の時だけでなく継続契約の時にもインターネット割引を利用することができ、更新するたびに毎回割引になります。

    新規契約継続契約
    ソニー損保10,000円割引2,000~5,000円割引
    セゾン自動車火災保険10,000円割引10,000円割引
    イーデザイン損保10,000円割引10,000円割引
    SBI損保10,000円割引10,000円割引
    チューリッヒ保険3,000~12,000円割引1,500~5,000円割引
    アクサダイレクト2,000~20,000円割引1,000円割引
    三井ダイレクト4,000~10,000円割引3,000円割引

    ご覧の通り、各社とも割引金額が大きいので、新規契約時だけでなく、継続契約で更新する時にもぜひとも利用すべき割引制度と言えるでしょう。

    無事故割引

    無事故割引とは、同じ保険会社で1年以上の前契約があり、なおかつ前契約の保険期間中無事故の場合に割引になる制度で、ソニー損保やイーデザイン損保など、一部の保険会社で採用されています。

    通常、自動車保険では最大等級である20等級になってからは、無事故でも次年度に割引率はアップしませんが、この「無事故割引」のある自動車保険であれば、最大等級である20等級になってからであっても1年間無事故で次年度に保険料がさらに安くなります。

    継続割引

    継続割引とは、同じ保険会社で継続契約した場合に、継続年数に応じて割引になる制度で、ソニー損保やイーデザイン損保など、一部の保険会社で採用されています。

    例えば、イーデザイン損保においては、以下のような継続割引制度によって、継続年数に応じて割引になり、最大3%の割引(無事故割引と合わせれば5%割引)になります。

    くりこし割引

    くりこし割引とは、ソニー損保独自の割引制度で、保険契約時に申告した走行距離区分よりも実際の走った距離が短かい場合、継続契約時に差額保険料分が割引になる制度です。

    走った分だけの保険料を支払うことにるので、合理的な割引制度と言えます。

    継続時複数契約割引

    継続時複数契約割引とは、同じ保険会社で2台以上の自動車保険を新規契約したり継続契約をする場合に、その都度保険料が割引になったり特典がもらえる制度です。

    この制度は、2台目以降の車の新規契約および継続契約の時だけでなく、1台目の車の継続契約の時にも適用されます。

    この制度は、ソニー損保、セゾン自動車火災保険、イーデザイン損保で採用されており、制度の名称や割引や特典の内容については、以下のように各保険会社によって異なってきます。

      制度の名称割引や特典の内容
      ソニー損保継続時複数契約割引継続契約で1000円割引
      セゾン自動車火災保険おとなの2台目割引継続契約で600円割引
      イーデザイン損保2台目以降ご契約キャンペーン継続契約でロールケーキプレゼント

       

      この様に、自動車保険の更新時には、様々な割引制度を利用して保険料を安くすることができるわけです。

      また、割引制度以外にも、自動車保険の更新時に保険料を安くするための方法として挙げられるのが、他社への切り替え(乗り換え)です。

      自動車保険というのは、同じ条件や補償内容であっても、保険会社によって保険料がかなり変わってくるので、他社へ切り替えることによって大幅に保険料が安くなる可能性があります。

      ということで次に、自動車保険の更新時の他社への切り替え(乗り換え)についてお話していきましょう。

      自動車保険の更新時は他社への切り替え(乗り換え)の絶好のタイミング?

      自動車保険の更新時は、他社への切り替え(乗り換え)をする絶好のタイミングです。

      なぜなら、自動車保険の更新時なら、補償内容を見直すタイミングでありますし、前契約で無事故で満期日および満期日の翌日から7日以内に他社へ乗り換えれば、新契約の保険始期日から等級アップさせることができるからです。

      逆に、満期日前に途中解約して他社へ乗り換えた場合は、等級アップのタイミングが遅くなってしまうというデメリットがあるわけです。

      この様に、満期日および満期日から7日以内に他社へ乗り換えれば通常通りのタイミングで等級が上がるのですが、途中解約して他社へ乗り換えると、本来よりも等級アップのタイミングが遅くなってしまい、保険料の割引率が低くなってしまうわけです。

      たたし、途中解約をして他社へ乗り換える場合であっても、「保険期間通算特則」という制度を使えば、旧契約と新契約の期間を1年分と合算することができ、本来と同じタイミングで等級をアップさせることができます。

      この保険期間通算特則を使うためには、①無事故であること、②旧契約の解約日と新契約の契約開始日が同日であること、が条件となります。

      ということで、自動車保険の満期をむかえる更新時というのは、補償内容を見直す意味でも、スムーズに等級引継ぎができるという意味でも、他社へ乗り換える絶好のタイミングと言えるわけです。

      尚、自動車保険の切り替えを検討する際には、自動車保険の一括見積サイトを利用すると便利です。

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      自動車保険の更新に関するまとめ

      今回のお話いかがでしたでしょうか?

      おさらいしますと、自動車保険の更新ができる期間は、原則的には満期日の約2~3ケ月前から満期日までの間です。

      自動車保険の更新を忘れた場合は、原則的には保険契約が終了して前契約のノンフリート等級も失効してしまいますので注意が必要がです。ただし、多くの保険会社では救済措置として、更新し忘れても契約満期日から1週間~1ヶ月以内程度であれば、更新手続きができます。

      また、自動更新特約を付けておけば、前年度の保険契約を自動更新することができます。ですが、その場合は他社への切り替えができないので注意が必要です。

      自動車保険の更新時に利用できる割引制度としては、早割、インターネット割引、継続割引、無事故割引、くりこし割引、継続時複数契約割引、などがあり、これらを組み合わせることによって、保険料を安くすることができます。

      また、自動車保険の満期をむかえる更新時というのは、補償内容を見直す意味でも、スムーズに等級引継ぎができるという意味でも、他社へ乗り換える絶好のタイミングとなります。

      ということで、ぜひあなたも自動車保険の更新時には、様々な割引制度を利用したり、他社への乗り換えも検討して、賢く保険料を節約していきましょう。

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