✔ 車を買い替えた場合は、自動車保険ではどのような手続きをする必要があるの?
✔ 車を買い替えた場合は、自動車保険の等級引継ぎはできるの?
・・・などなど、あなたは今、車を買い替えた時の自動車保険の手続きについて、疑問をお持ちでしょうか?
車を買い替えた場合は、自動的に新しい車に保険契約が引き継がれるわけでは無いのかな? 自動車保険を引き継ぐにはどのような手続きをすれば良いのかな?
車を買い替えた時には、現在加入している自動車保険の補償を新しい車に適用するために「車両入替」という手続きが必要になります。もしこの手続きを忘れてしまうと、万が一新しい車で事故にあった時に保険を使えない場合があります。
そこで今回の記事では、自動車保険の車両入替について、車を買い替えた時の車両入替をするタイミングや手続きの仕方、さらには車を買い替えた時の自動車保険の等級の引継ぎ、といったことについてお話していきます。
あなたも、車を買い替えた時の自動車保険の手続きについて疑問をお持ちなのでれば、ぜひ今回の記事をご参考ください。
自動車保険の車両入替とは?
自動車保険の車両入替とは、車を買い替えたり、車を譲り受ける場合において、現在加入している保険契約の補償を新しい車に適用させるための手続きです。
車両入替の手続きをしないままでいると、新しい車で事故を起こした際に無保険状態になってしまい自動車保険を使えない場合もありますので、車の買い替えの際などには早めに手続きをする必要があります。
また、2台ある車のうちの1台を廃車にする場合にも、車両入替で残った車に自動車保険を引き継がせることができます。
ただし、車両入替の手続きをするにあたっては、いくつか条件があります。
まず、自動車保険は1台につき1つの保険契約となっていますので、新しく車を取得する場合は、前の車を手放すことが必要になります。
そして、新しい車の所有者が以下のいずれかである必要があります。
- 前の車と同じ所有者
- 前の自動車保険の記名補保険者
- 前の自動車保険の記名被保険者の配偶者
- 前の自動車保険の記名被保険者またはその配偶者の同居の親族
- ディーラーやリース会社(使用者が記名被保険者本人・配偶者またはその同居の親族)
もし、上記以外で、友人などの個人間で自動車を購入したり、別居した子供が残した車を譲り受けたりする場合は、車両入替の手続きの前にまずは車の名義変更の手続きが必要です。
さらに、車両入替をするにあたっては、新しい車の用途車種が、以下の自家用8車種である必要があります。
- 自家用普通乗用車
- 自家用小型乗用車
- 自家用軽四輪乗用車
- 自家用軽四輪貨物車
- 自家用小型貨物車
- 自家用普通貨物車
- 自家用普通貨物車
- 特種用途自動車(キャンピング車)
ということで、車両入替の手続きをするにあたっては、新しく車を取得する場合は前の車を手放すこと、新しい車の所有者、新しい車の用途車種、といった点について条件があります。
では次に、車の買い替え時に自動車保険の車両入替の手続きをする具体的なタイミングについてお話していきましょう。
車の買い替え時に自動車保険の車両入替の手続きをするタイミング
車の買い替え時に自動車保険の車両入替の手続きをする具体的なタイミングとしては、新しい車の納車日が分かった時点ですぐに行うのがベストです。
そして、車両入替の手続きをするにあたっては、納車日を契約変更日(新しい車を契約の車として補償を開始する日)とすることによって、新しい車が納車された当日から自動車保険の補償がある状態で運転することができます。
車両入替の手続きが納車後になってしまった場合でも手続きはすることができますが、多くの保険会社では、新しい車を取得(車検証を入手)した翌日から30日以内が手続きの期限となっています。
先ほども述べたように、車の買い替えた際には新しい車へ保険契約が自動的に引き継がれないため、車両入替の手続きをしていないと、新しい車の任意保険が無保険状態になってしまい、事故を起こした場合の保険金の支払いの影響があります。
もちろん、自賠責保険については強制加入なので、その範囲内で相手方の身体への補償はされますが、任意保険が無保険状態ですと、相手方の財物への損害、ご自身や同乗者の身体への侵害、ご自身の車への損害、などに対する補償が一切受けられません。
ということで、車を購入して納車日が決まった時点で早めに車両入替の手続きをしておきましょう。
車を買い替えた時の自動車保険の車両入替の手続きの仕方
車の買い替え時の自動車保険の車両入替の手続きの流れとしては、以下の通りです。
- STEP1:車検証または車検証のコピーを用意する
- STEP2:自動車保険の車両入替の手続きをする
- STEP3:自動車保険の保険料の差額を清算する
- STEP4:新しい車が納車される
この流れで車両入替の手続きをすることによって、新しい車が納車された当日から自動車保険の補償がある状態で運転することができるわけです。
では、それぞれのステップの内容を見ていきましょう。
STEP1:車検証または車検証のコピーを用意する
車を購入して納車日が決まっら、ディーラーや中古車販売店などから、車検証もしくは車検証のコピーを入手します。
STEP2:自動車保険の車両入替の手続きをする
車検証もしくは車検証のコピーを入手したら、自動車保険の車両入替の手続きをします。
手続きは、加入している保険会社に電話するか、保険会社のホームページに用意されているマイページにログインして行います。
車両入替の手続きの際には、車のメーカー名、車名、型式、用途車種、初年度登録年月、(ナンバープレートの)登録番号、車台番号、車両所有者などといった情報が必要になりますが、これらは車検証に記載されています。
尚、車両入替の手続きのタイミングで、自動車保険の補償内容を変更したり、運転者の補償範囲などを変更することもできます。
STEP3:自動車保険の保険料の差額を清算する
保険契約する車が変わると、自動車保険の保険料が変わる場合があります。
自動車保険には、車の型式ごとにリスクを区分した「型式別料率クラス制度」が導入されており、事故が多くて保険金の支払実績が多い型式は保険料が高く、事故が少なくて保険金の支払実績が少ない型式は保険料が安くなります。
そのため、車両入替によって保険料が高くなったり安くなったりする場合があるわけなんですね。
そして、車両入替によって保険料が高くなった場合は、新しい車が納車される前に追加の保険料を支払います。反対に、車両入替によって保険料が安くなった場合は、保険会社から保険料の差額が返金されます。
また、車両入替の際に自動車保険の補償内容や運転者の補償範囲などを変更した方は、その差額の保険料も、このタイミングで一緒に清算します。
STEP4:新しい車が納車される
車両入替の手続きをして保険料の差額を清算したら、新しい車の納車日から自動車保険の補償が開始されます。
ということで以上が、車の買い替え時の自動車保険の車両入替の手続きの流れになります。
車を買い替えた時の自動車保険の等級の引継ぎについて
車の買い替えなどで車両入替の手続きをした場合は、新しい車に自動車保険の等級が引き継がれます。
例えば、前の車の自動車保険が20等級だったのであれば、車の買い替えで車両入替で新しい車に保険を引き継ぐ場合は、その20等級を引き継ぐことができるわけです。
ですが、車両入替を行わず、新たに自動車保険の契約をするとなると、通常は6等級からのスタートとなり、保険料が割高になってしまいますので注意しましょう。
また、同居の家族が新しく車を購入する場合は、車両入替の手続きの際に等級引継ぎをすることによって、家庭内の保険料を安くおさえることができる場合があります。
例えば、父親(47歳、20等級)がA車に乗っていて、同居の息子(19歳)が新しくB車を購入するとします。
この場合、息子が新しく購入するB車について、新規で自動車保険に加入するとなると、等級は6等級(セカンドカー割引の適用なら7等級)からのスタートとなり、なおかつ年齢条件も全年齢補償にする必要があるので、B車の保険料がかなり高くなってしまいます。
ですが、父親のA車の自動車保険を息子のB車に車両入替をして等級を引き継いで、父親のA車については新規で自動車保険を契約することによって、トータルの保険料を安くおさえることができるわけです。
①車両入替をしない場合
- 父親のA車の自動車保険:20等級、30歳以上補償
- 息子のB車の自動車保険:6等級または7等級、全年齢補償
→合計の保険料が割高になる
②車両入替をした場合
- 父親のA車の自動車保険:6等級または7等級、30歳以上補償
- 息子のB車の自動車保険:20等級、全年齢補償
→合計の保険料が割安になる
この様に、車両入替による等級引継ぎをすることによって、家族全体の自動車保険の保険料を大きく節約することができるわけなんですね。
ただし、等級の引継ぎができるのは同居の親族間に限られますので注意しましょう。
また、車両入替ができるのは、新たに取得した車である必要がありますので、すでに持っている車同士ではできません。
ということで、同居の家族が新しく車を購入する場合は、車両入替や等級引継ぎの制度も利用して、賢く保険料を節約していきましょう。
尚、自動車保険の保険料を節約するためには、なるべく多くの保険会社から見積りをとって比較検討することも大切です。
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まとめ
今回は、車を買い替えた時の自動車保険の車両入替の手続きについてお話しましたが、いかがでしたでしょうか?
車を買い替えた時には、自動車保険の車両入替の手続きをしないままでいると、新しい車で事故を起こした際に無保険状態になって保険を使えない場合もありますので、車を購入して納車日が決まった時点で早めに車両入替の手続きをしておきましょう。
また、普段は自動車保険の補償内容について見直す機会はなかなか無いと思いますが、車を買い替える時には車両保険の有無などの必要な補償内容が変わる場合も多いです。
なので、車両入替の手続きのタイミングで、新しい車に合った補償内容であるかどうか見直しみると良いでしょう。
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