自動車保険を二重契約したらどうなる?加入期間の重複に注意しよう!

✔ 自動車保険を二重契約してしまった場合は、どうなるの?
✔ 二重契約している自動車保険の片方を解約する場合は、保険料は返金されるのか?

・・・などなど、あなたは今、自動車保険(任意保険)を二重契約してしまった場合はどうなるのか、ということについて疑問をお持ちでしょうか?

マサキマサキ

任意保険を二重契約して事故になったら、保険金は二重で支払われるのかな? それと、二重契約の片方を解約した場合は、保険料は返してもらえるのかな?

カンナカンナ

任意保険を二重契約した場合でも、保険金が支払われるのは一社からのみです。また、二重契約の片方を解約した場合は、解約返戻金という形で返金されます。尚、保険会社では二重契約にならないようにするための仕組みもあります。

そこで今回の記事では、自動車保険を二重契約してしまった場合はどうなるのか、二重契約の片方を解約する場合の返金について、保険会社の二重契約を防ぐ仕組みについて、さらには自動車保険の乗り換え時に注意すべき加入期間の重複について、お話していきます。

あなたも、自動車保険の二重契約について疑問をお持ちなのでれば、ぜひ今回の記事をご参考ください。

自動車保険を二重契約してしまった場合はどうなる?

自動車保険(任意保険)は、1台の車につき1つの保険契約が原則となっていますので、通常は二重契約をすることはできません。

ですが、前に契約した自動車保険が長期契約や自動継続になっている場合などにおいて、契約者が無保険であると勘違いして、新たに保険契約をしてしまい、二重契約の状態になってしまうようなケースがあります。

このような自動車保険の二重契約については、特に罰則などはありませんが、片方の保険契約の保険料については無駄になってしまいます。

つまり、自動車保険が二重契約の状態で事故を起こした場合は、保険金は二重で支払われるのではなく、一社のみから支払われることになるわけです。

これは、自動車保険などの損害保険は、「実損填補」という考え方が基本になっているからです。

実損填補とは、事故を起こした場合において、相手への賠償、自分や同乗者の身体の損害、車の損害などといった点について、「実際の損害額はいくらなのか?」という査定のもとに保険金が支払われる仕組みのことです。

例えば、交通事故を起こして1000万円の損害賠償責任を負った場合は、保険会社からは実損填補である1000万円が保険金と支払われるわけです。

そして、もし二重契約で二社の自動車保険に加入していたとしても、それぞれの保険会社から1000万円ずつ支払われるというわけではありません。

なので、自動車保険の二重契約をすると、片方の保険契約については保険料が完全に無駄になってしまうわけなんですね。

もし補償を手厚くしたいのであれば、1つの保険契約の中で、様々な特約を付けたり保険金額を高く設定すれば良いわけです。

ですから、自動車保険が二重契約の状態になっている場合は、どちらか一方の保険契約を解約する必要があります。

では次に、自動車保険の二重契約の片方を解約する場合の、保険料の返金についてお話していきましょう。

自動車保険の二重契約の片方を解約する場合は返金される?

自動車保険の二重契約の片方を解約する場合、1年分の保険料を一括で支払っていたのであれば、残りの期間の保険料が「解約返戻金」という形で返金されます。

ただし、多くの保険会社では、解約返戻金について、残りの期間の保険料が満額返金されるのではなく、「短期料率」と呼ばれる料率をかけた金額が返金されます。(保険会社によっては短期料率をかけずに、残りの期間の保険料が満額で返金される場合もあります。)

つまり、多くの保険会社では、自動車保険を途中解約した場合は、残りの期間の保険料よりも少ない金額が返金されるわけです。

例えば、ソニー損保における解約返戻金の短期料率は以下のように設定されています。

期間短期料率
7日まで10%
15日まで15%
1ヶ月まで25%
2ヶ月まで35%
3ヶ月まで45%
4ヶ月まで55%
5ヶ月まで65%
6ヶ月まで70%
7ヶ月まで75%
8ヶ月まで80%
9ヶ月まで85%
10ヶ月まで90%
11ヶ月まで95%
12ヶ月まで100%

上記の表に当てはめると、例えば、50,000円の保険料を1年分一括で支払っていて、2カ月超3ヶ月までの時点で途中解約した場合であれば、残りの期間の保険料を単純計算すると50,000円÷12ヶ月×9ヶ月=37,500円になります。

ですが、実際に解約返戻金として返金される金額は、50,000円×(1-0.45)=27,500円となりますので、本来の7割程度の金額が返金されることになるわけです。

期間が長くなるほど短期料率が上がって解約返戻金が少なくなりますので、二重契約に気づいた場合は、速やかに片方の保険契約の解約手続きをしましょう。

保険会社には自動車保険の二重契約を防ぐ仕組みもある

保険会社には、保険会社同士で契約者の自動車保険の加入状況などに関する情報が共有化されており、二重契約を防ぐ仕組みがあります。

なので、二重契約が発覚した時点で保険会社から連絡が来ますし、通常は前契約からの等級引継ぎなどもありますので、二重契約になるというケースはほとんどありません。

ですが、保険会社の間で情報の共有化がされるまでには2~3ヶ月程度かかってしまいますので、その間は二重契約になってしまうというケースが稀にあるわけなんですね。そうなると、その間は片方の保険契約の保険料が無駄になってしまうわけです。

先ほどもお話しましたように、前契約が長期契約や自動継続になっている場合などにおいては、契約者が無保険であると勘違いして、新たに保険契約をして二重契約の状態になるケースがありますので、特に注意が必要です。

また、契約者が無保険であると勘違いしていない場合であっても、自動車保険の乗り換えの際にも加入期間の重複に注意が必要です。

前契約の解約日以前に新契約の保険の補償をスタートさせてしまうと、数日間とはいえ二重契約の状態となってしまいます。

なので、自動車保険の乗り換えの際には、前契約の解約日と新契約の補償開始日(保険始期日)を合わせるようにしましょう。

自動車保険の二重契約についてのまとめ

今回は自動車保険の二重契約についてお話しましたが、いかがでしたでしょうか?

おさらいしますと、自動車保険(任意保険)は、1台の車につき1つの保険契約が原則となっていますので、通常は二重契約をすることはできません。

ですが、前契約が長期契約や自動継続になっている場合などにおいては、契約者が無保険であると勘違いして、新たに保険契約をして二重契約の状態になるケースがありますので、注意が必要です。

二重契約になっている場合は、片方の保険料が無駄になってしまいますので、速やかに片方の保険契約を解約しましょう。

また、自動車保険の乗り換えの際にも加入期間の重複しないように、前契約の解約日と新契約の補償開始日(保険始期日)を合わせるようにしましょう。

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