✔ 住所が変わる場合、自動車保険の住所変更手続きはいつまでにするべき？
✔ 自動車保険の住所変更手続きをしないとどうなるの？
・・・などなど、あなたは今、引越し等で住所が変わる場合の、自動車保険の住所変更手続きについて、このような疑問をお持ちでしょうか？
マサキ 引越しの時って色々やることがあってバタバタしているけど、自動車保険の住所変更の手続きもしなくちゃいけないの？
カンナ 自動車保険に登録している住所は、契約内容に関わる重要な項目ですので、住所が変わる場合は、速やかに住所変更手続きをする必要があります。また、住所変更手続き以外にもやるべきことがあります。
そこで今回の記事では、自動車保険の住所変更手続きはいつまでにするべきなのか、住所変更手続きをしないとどうなるのか、さらには住所が変わった際に住所変更手続き以外にやるべきこと、といったことについてお話していきます。
あなたも自動車保険の住所変更に関して、これらの疑問をお持ちなのであれば、ぜひ今回の記事をご参考ください。
自動車保険の住所変更はいつまでにするべき？
引越し等で自動車保険の契約者や記名被保険者の住所が変わる場合は、速やかに住所変更手続きをする必要があります。
なぜなら、契約者や記名被保険者の住所は、自動車保険の契約内容に関わる重要な情報の１つだからです。
また、多くの保険会社では、主な運転者(記名被保険者)の住んでいる地域の事故率を保険料算出の１つの要素としているため、記名保険者の住所が変わる場合には保険料が変わることがあります。
つまり、自動車保険に登録している住所は契約内容や保険料に関わる重要な要素なので、引越し等で契約者や記名被保険者の住所が変わる場合は、速やかに住所変更手続きをする必要があるわけなんですね。
住所変更手続きは、インターネット上で手続きをするか、カスタマーセンターに電話をして手続きをするか、保険代理店に連絡をすることによって、即日手続きを行うことができます。
住所変更手続きの際には、保険会社によっては、新しい住所が記載された車検証のコピーを提出しなければならない場合がありますので、前もって車検証の住所変更もしておく必要があります。
車検証の住所変更については、住所変更日から15日以内に住所変更の届出をすることが法律で定められており、これに違反した場合は10万円以下の罰金が科せられます。
ですから、自動車保険の住所変更手続きも、車検証の住所変更と同じタイミングで、速やかに済ませておきましょう。
自動車保険の住所変更手続きをしないとどうなる？
契約者や記名被保険者の住所が変わったのに自動車保険の住所変更手続きをしていない場合は、以下の問題が発生する可能性があります。
保険金が支払われない可能性がある
自動車保険の住所変更手続きをしていない状態で事故にあった場合は。最悪は保険会社から保険金が支払われない可能性もあります。
なぜなら、住所が変わる場合は自動車登録番号も変わることがあるので、保険証券に記載されている自動車登録番号が実態と異なる場合は契約車両とみなされず、保険会社が保険金の支払いを拒否する理由になりうるからです。
また、自動車保険は、主な運転者(記名被保険者)の住んでいる地域の事故率を保険料算出の１つの要素としているため、記名保険者の住所が変わる場合には保険料が変わることがあります。
なので、住所変更をしていないと、住んでいる地域に合致した正しい保険料を支払っていないということになり、この点についても保険会社が保険金の支払わない理由になりうるわけです。
保険会社からの郵送物が届かない可能性がある
保険会社が自動車保険の満期日や継続の通知などの郵送物を送る場合は、保険証券に記載されている契約者の住所へ郵送することになります。
なので、契約者の住所が変わったのに自動車保険の住所変更手続きをしていない場合は、保険会社からの郵送物が届かない可能性があるわけです。
そして、自動車保険の満期日や継続の通知などの大事な郵送物を確認できないと、保険契約を更新するのを忘れて無保険状態になってしまったり、満期日の翌日から７日以上経過して前契約の等級の引継ぎができない、などといった事態にもなりかねないわけです。
ということで、契約者や記名被保険者の住所が変わったのに自動車保険の住所変更手続きをしていないと、事故の際に保険会社から保険金支払われない、保険会社から郵送物が届かないので契約更新を忘れて無保険状態になる、等級引継ぎができない、などといった問題が発生する可能性があるわけです。
住所が変わった際に住所変更手続き以外にやるべきこと
引越しをすると、住所以外にも生活環境や家族構成といった様々な要素が変化することもありますので、契約している自動車保険の以下の項目についても変更がないか確認しましょう。
電話番号やメールアドレス
保険会社から電話やメールで連絡のやりとりをする場合もありますので、登録している電話番号やメールアドレスが変わる場合は変更手続きをする必要があります。
最近では、携帯電話の番号を登録する人も多いですが、もし自宅の固定電話の番号を登録しており、引越しで番号が変わる場合は、電話番号の変更手続きをしておきましょう。
自動車登録番号（ナンバープレート）
住所が変わって管轄の運輸支局などが変わる場合は、自動車登録番号（ナンバープレート）の地名が変わるため、新しい自動車登録番号（ナンバープレート）が交付されます。
その場合は、自動車保険に登録している自動車登録番号の変更手続きも必要となります。
運転者の範囲
引越しを機に家族構成などが変わる場合は、契約車両の運転者の範囲が適正であるかどうか、運転者限定特約や年齢条件の範囲について見直しましょう。
運転者限定特約や年齢条件の範囲を限定している場合は、家族構成が変わることで、いままで補償対象だった人が補償対象外になってしまうことがあります。
また、運転者が減る場合は、運転者限定特約や年齢条件の範囲を限定することによって、保険料の節約につなげることもできます。
ですから、引越しを機に、「両親と同居することになった」「子供が独立した」などで、車を運転する人や家族構成に変化があった時は、必ず運転者の範囲が適正であるかどうか見直しをしましょう。
使用目的や年間走行距離
引越しを機に生活環境が変わることによって、「電車通勤から車通勤になった」とか「駅近に引越したので、車に乗る機会が減った」などといったように、契約車両の使用状況が変化することもあります。
その場合は、自動車保険の「使用目的」や「年間走行距離」について、契約車両の使用状況に応じた内容に変更する必要があります。
ただし、年間走行距離に関しては、「年間予想走行距離」を申告するタイプの保険会社と、「前年の走行距離実績」を申告するタイプの保険会社とがありますが、前者の場合は変更手続きをする必要がありますが、後者の場合は特に変更手続きをする必要はありません。
尚、使用目的や年間走行距離を変更すると年間の保険料が変わってくるので、一括払いにしていた場合は、差額分について返金されるか、追加の保険料を支払うことになります。
まとめ
今回のお話いかがでしたでしょうか？
引越し等で住所が変わった場合は、速やかに住所変更手続きをする必要があります。
契約者や記名被保険者の住所が変わったのに自動車保険の住所変更手続きをしていないと、事故の際に保険会社から保険金支払われない、保険会社から郵送物が届かないので契約更新を忘れて無保険状態になる、等級引継ぎができない、などといった問題が発生する可能性があるわけです。
また、住所が変わる際には住所変更以外にも、電話番号やメールアドレス、自動車登録番号（ナンバープレート）、運転者の範囲、使用目的や年間走行距離、などといった項目についても変更点がないか確認しましょう。
ということで、あなたも引っ越して住所が変わる場合は、速やかに自動車保険の住所変更手続きをして、その他の項目についても変更点が無いかどうか見直しをしましょう。
尚、自動車保険の契約内容の見直しをする際には、他の保険会社への乗り換えも併せて検討することをおすすめします。
なぜなら、同じ契約内容や見積り条件であっても、保険会社によって保険料がかなり変わってくるからです。
なので、複数の保険会社から見積りをとって比較検討することによって、あなたに合った最適で安い自動車保険を見つけることができるわけです。
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