✔ 北海道に住んでいる場合は、自動車保険の保険料が高くなるって本当なの?
✔ 北海道在住の人におすすめの安い自動車保険はどこの保険会社?
・・・などなど、あなたは今、北海道の自動車保険の保険料が高いのは本当なのか、北海道在住の場合で安いおすすめの自動車保険の保険会社はどこなのか、などといったことについて疑問をお持ちでしょうか?
北海道に住んでいる場合は、自動車保険の保険料が高くなるって本当なんですか?
はい。多くのネット通販型の自動車保険の保険料は、車を運転する都道府県によっても異なり、北海道で主に運転する場合は、全国平均と比較して高めになる場合があります。
そこで今回の記事では、北海道の自動車保険の保険料が高い理由、北海道とその他の地域の自動車保険の保険料の比較、さらには北海道在住の人におすすめの安い自動車保険、についてお話していきます。
あなたも、北海道の自動車保険が高い理由やおすすめの安い自動車保険について知りたいのであれば、ぜひ今回の記事をご参考ください。
北海道の自動車保険が高い理由とは?
自動車保険(任意保険)は、ドライバーの年齢、車の使用目的、車種や型式、などといった様々な事故リスクを分析した上で保険料が算出されています。
そして、ドライバーが主に運転する「地域」も、リスク分析の1つの要素となっています。
代理店型の自動車保険では「沖縄県」か「沖縄県以外」で保険料が変わってきますが、多くのネット通販型(ダイレクト型)の自動車保険では、都道府県ごとに保険料が変わってきます。
その理由としては、都道府県によって、事故発生件数、交通量、道路の広さ、気候条件などが、大きく異なってくるからです。
例えば、積雪量の多い地域では、冬になるとスリップ事故など発生するリスクが高まりますので、路面状況が変化しづらい温暖な地域よりも事故リスクは高くなる傾向にあります。
また、人口の多い都市部では交通量や事故件数が多いので、保険会社が支払う保険金の金額が多くなる傾向にあります。
このように、保険会社が各地域や都道府県ごとに保険料の支払いリスクを分析しており、地域ごとに差を設けた保険料率を「地域別料率」といいます。
そして、この地域別料率によって、主に運転する地域が北海道の場合は、全国平均と比較すると保険料が高めになる傾向にあるわけです。
北海道が地域別料率によって保険料が高めになる要因としては、以下の点が挙げられます。
- 積雪によって路面状況が変化してスリップ事故などが起きやすい
- 大都市圏・札幌での交通量が多く事故件数も多い
- 土地が広大で道路も広いのでスピードを出すドライバーが多い
まず1つ目についてですが、北海道は全国の中でも積雪量や積雪日数が最も多く、これによって路面状況が変化して、スリップ事故などが起きやすくなっています。
次に2つ目についてですが、北海道には全国で5番目に人口が多い大都市圏である札幌がありますが、このエリアでの交通量が非常に多く、それにともない対人事故などの事故件数も多くなっています。
そして3つ目についてですが、北海道は土地が広大で道路も広く、これによってドライバーが開放的な気分になってついついスピードを出しすぎたり、単調な風景に油断をして前方不注意を起こしたりして、事故につながるケースが多いです。
これらの要因によって、北海道は事故リスクが高くて保険金の支払いも多いため、自動車保険の保険料も高めになるわけなんですね。
では次に、北海道とその他の地域とでは、実際どれぐらい自動車保険の保険料が違うのかを見てみましょう。
北海道とその他の地域の自動車保険の保険料を比較
北海道とその他の地域とでは、実際どれぐらい自動車保険の保険料が違うのか、全国47都道府県ごとの年間の平均保険料を見てみましょう。
以下は、自動車保険(任意保険)の年間の平均保険料の都道府県ランキングになります。
順位 | 都道府県 | 平均保険料 |
---|---|---|
1 | 東京都 | 65,106円 |
2 | 愛知県 | 65,019円 |
3 | 大阪府 | 64,929円 |
4 | 岐阜県 | 63,758円 |
5 | 北海道 | 63,321円 |
6 | 千葉県 | 61,451円 |
7 | 福岡県 | 60,531円 |
8 | 神奈川県 | 59,987円 |
9 | 宮城県 | 59,888円 |
10 | 埼玉県 | 59,792円 |
11 | 兵庫県 | 59,602円 |
12 | 京都府 | 59,347円 |
13 | 福島県 | 59,142円 |
14 | 三重県 | 58,975円 |
15 | 群馬県 | 58,740円 |
16 | 茨城県 | 58,466円 |
17 | 熊本県 | 58,285円 |
18 | 鳥取県 | 58,255円 |
19 | 奈良県 | 58,114円 |
20 | 青森県 | 57,238円 |
21 | 栃木県 | 57,201円 |
22 | 山口県 | 56,829円 |
23 | 広島県 | 56,772円 |
24 | 静岡県 | 56,571円 |
25 | 山形県 | 56,554円 |
26 | 佐賀県 | 56,144円 |
27 | 富山県 | 56,092円 |
28 | 滋賀県 | 56,006円 |
29 | 岡山県 | 55,960円 |
30 | 福井県 | 55,954円 |
31 | 岩手県 | 55,299円 |
32 | 大分県 | 55,204円 |
33 | 秋田県 | 55,113円 |
34 | 山梨県 | 54,933円 |
35 | 石川県 | 54,366円 |
36 | 宮崎県 | 54,335円 |
37 | 島根県 | 53,975円 |
38 | 香川県 | 53,857円 |
39 | 長崎県 | 53,016円 |
40 | 長野県 | 52,875円 |
41 | 高知県 | 52,760円 |
42 | 徳島県 | 52,628円 |
43 | 愛媛県 | 52,355円 |
44 | 鹿児島県 | 52,293円 |
45 | 新潟県 | 51,670円 |
46 | 和歌山県 | 51,390円 |
47 | 沖縄県 | 42,551円 |
全国平均 | 58,943円 |
参考:損害保険料率算出機構「2018年度自動車保険の概況」
ご覧の通り、47都道府県の中で、北海道は5番目に自動車保険の平均保険料が高いです。
全国平均の保険料が58,943円なのに対して、北海道の平均保険料は63,321円となっており、5,000円ほど高くなっています。
北海道よりも平均保険料が高いのは、東京、愛知、大阪などといった、交通量や事故件数の多い大都市圏であることがわかりますね。
反対に、沖縄県はダントツで平均保険料が安いですが、その理由としては、温暖で路面状況が安定しており事故リスクが少ない、事故が起きても保険を使わずに話し合いで解決することが多い、任意保険の加入率が全国で最も低い、といった点が挙げられます。
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ということで、北海道は全国平均と比べて自動車保険の保険料が高めになるわけですが、当然のことながら、どの保険会社を選ぶかによっても保険料は大きく変わってきます。
そこで次に、北海道在住の方にとって、どこの保険会社の自動車保険が安いのかについて、お話していきましょう。
北海道在住の人におすすめの安い自動車保険ランキング
北海道在住の方にとって、どこの自動車保険(任意保険)が安いのか、実際に保険会社14社(ネット通販型7社、代理店型7社)から見積りをとって比較してみました。
まず、見積り条件は以下の通りになります。
保険期間 | 令和6年(2024年)1月1日~令和7年(2025年)1月1日 |
---|---|
事故有係数適用期間 | 0年 |
初度登録年月(初度検査年月) | 令和5年(2023年)1月 |
契約車両 | スバル フォレスター (型式:SK9) |
主な使用地 | 北海道 |
使用目的 | 日常・レジャー使用 |
年間走行距離 | 10,000km |
記名被保険者の年齢 | 40歳 |
運転免許証の色 | ゴールド |
ノンフリート等級 | 16等級 |
運転者年齢条件 | 35歳以上補償(保険会社によっては、30歳以上補償または26歳以上補償) |
運転者の範囲に関する特約 | 本人・配偶者限定特約 |
対人・対物賠償保険 | 保険金額:無制限 |
人身傷害補償保険 | 搭乗中のみタイプ・保険金額:1億円 |
車両保険 | 限定タイプ・保険金額:250万円(免責金額5-10万円) |
そして、各社の保険料は以下の通りになりました。
順位 | 保険会社 | 保険料 |
---|---|---|
1 | SBI損保 | 20,250円 |
2 | セコム損保 | 23,790円 |
3 | アクサダイレクト | 23,850円 |
4 | 三井ダイレクト損保 | 27,530円 |
5 | セゾン自動車火災保険 | 27,790円 |
6 | ソニー損保 | 31,020円 |
7 | イーデザイン損保 | 32,390円 |
8 | 損保ジャパン日本興亜 | 38,740円 |
9 | こくみん共済 | 38,790円 |
10 | あいおいニッセイ同和損保 | 41,970円 |
11 | 三井住友海上火災保険 | 43,880円 |
12 | 東京海上日動火災保険 | 44,490円 |
13 | 楽天損保 | 45,850円 |
14 | 共栄火災保険 | 48,520円 |
全14社のうち、上位7社がネット通販型の保険会社、下位7社が代理店型の保険会社、という結果になりました。
多くのネット通販型の自動車保険では「地域別料率」があるので、主な運転する地域が北海道の場合は保険料が高めになるのですが、それでも代理店型の自動車保険よりも保険料が安くなるようです。
なので、北海道在住の方で保険料を安くおさえたいという方は、ネット通販型の自動車保険がおすすめであると言えます。
ただし、この見積り結果はあくまでも一例ですので、運転者の年齢条件、車の使用目的、車種の型式、補償内容などが変われば、どの保険会社が一番安くなるかは変わってきます。
ですから、あなたにとって安くて最適な自動車保険を選ぶためには、実際に複数の保険会社から見積りをとって比較検討することをおすすめします。
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まとめ
今回のお話いかがでしたでしょうか?
自動車保険は様々な事故リスクを分析した上で保険料が算出されており、ドライバーが主に運転する「地域」についても、リスク分析の1つの要素となっています。
そして、ドライバーが主に運転する地域が北海道の場合は、積雪による事故リスク、大都市圏・札幌の交通量の多さによる事故リスク、広大な土地や広い道路でのスピードの出しすぎによる事故リスク、などによって、他の地域よりも保険料が高めになることがあるわけです。
ですが、自動車保険は保険会社によって大きく保険料が変わってくるので、なるべく多くの保険会社から見積りをとって比較検討することよって、あなたにとって安くて最適な保険を選ぶことができます。
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